20歳以上の人は必ず国民年金に加入しています。
また、加入者には1号から3号までに分けられていて、1号(自営業、学生など)と、3号
(専業主婦など)は国民年金のみに加入。
2号(会社員、公務員など)の会社員は国民年金と厚生年金、公務員は国民年金と共済年金に
加入しています。
20歳になると1号、その後就職すると2号に変わる人が多くいます。
自分の年金加入状況を調べるには、年1回送られてくる「ねんきん特別便」で確認することが可能。
「ねんきん特別便」は初回は10月まで、その後は毎年の誕生日月に送付されます。
2004年に年金制度改革で「マクロ経済スライド」が導入されました。
これは、少子高齢化に基づいた年金改正であり、今までは物価が上がると年金支給額も
上がっていましたが、今後はその上昇率が少なくなります。
そのため、年金の支給額は減ってしまう可能性があります。
少子高齢化が進んだり、年金未払いの人が増えると年金制度が破綻する、と騒がれています。
しかし、日本国憲法25条第2項では、国民の最低限の生活が保障されているので、年金制度が
無くなることはありません。
ただし、保険料の改定や支給年齢の引き上げなどの変更はあるかもしれません。